十二月~Winter Caravan Strings~

斉藤和義 十二月~Winter Caravan Strings~歌詞
1.劇的な瞬間

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

なんとなく一日が
過ぎて行った気がしてる
だから今日の出来事を
紙に書いて声に出した
浮かんだり沈んだり
笑ったり怒ったり
それなりに
いろいろあったんだ

劇的な瞬間は
僕が僕じゃないようで
だから今日の出来事を
君にだけ聞かせたくて
嬉しそうに悲しそうに
君は聞いてくれたから
一人じゃないって思った
目を見て話すのが
照れくさいから
うしろからうしろから
抱きしめた
君の髪のいい匂い君の腕の
やわらかさ
この気持ち変わらないで
またすぐに変わらないで

目を見て話すのが
照れくさいから
うしろからうしろから
抱きしめた
なんとなく一日が
過ぎて行った気がしてる
だから今日の出来事を
君にだけ聞かせたくて
嬉しそうに悲しそうに
君は聞いてくれたから
一人じゃないって思った
思った思った


2.ロケット

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

恋してる いつだって
そんな肝心なこと忘れかけていたよ
何してる時だって 君は頭の中の片隅に居たよ

この続きを Baby
見に行こうぜ Baby
泣かないでよ Baby

街中が暗くなって あおむけに猫が眠る頃
からまった指と指 そのままで
あの虹にいこう 飛ぼう
大きくなったこのロケット
耐えきれなくて もう破裂しそう

恋してる いつだって
こんな単純なこと忘れかけていたよ
あまりにも近くって こんな簡単なこと忘れかけていたよ

キスをしよう Baby
抱き合うのさ Baby
その先まで Baby


3.幸福な朝食 退屈な夕食

作詞:KAZUYOSHI SAITO
作曲:KAZUYOSHI SAITO

今歩いているこの道がいつか懐かしくなればいい
今歩いているこの道はいつか懐かしくなるだろう
その時は是非君が隣に その時も是非君の隣に
とても嬉しいお願いします 僕は嬉しいどうかよろしく

幸福な朝食 退屈な夕食 後悔の数 事は成り行き
受け売りの知識 正体見たり 押し殺した声 裸を見せ合ったり
最初は直感 試してみる価値 大成と犠牲 予定通り予定外
僕は君でも 君は僕じゃない 君は僕でも 僕は君じゃない

忘れてく感覚 遠ざかる記憶 将来の希望 忘れたい過去
しわくちゃの顔 しわがれた声 オープンG カッコいいギター 足蹴り一発
ズレてる感覚 エンターテイナー ダサいはずのカポタスト 優しそうな目
ドクロの指輪 悪いのはどいつだ! すべての答えは あのシワの中

借金返済 印税収入 フェンダー・ギブソン オモチャじゃねぇんだ
知らない同士 体制と犠牲 変態行為 ロックンロール
島国社会 大陸社会 ライバル意識 劣等感
どうも御無沙汰 おやすみまたね それじゃまたね そのうちまたね
今歩いているこの道は いつか懐かしく なるだろう
今歩いているこの道が いつか懐かしく なればいい
偶然と必然 キャッチする努力 丈夫な肉体 シワの足りない脳ミソひとつ

幸福な朝食 退屈な夕食 後悔の数 数限りなく
どうも御無沙汰 おやすみまたね それじゃまたね そのうちまたね

エピソード探し 毎日の宿命 僕が誰であろうと 君には関係ない
立派なまがいもの 本当は偽物 君が誰であろうと 僕には興味ない
トレモノの音 ドブロの音 あの人の声 優しい音
探してる人 探されてる人 このままでは このままです
でもそのままが 一番かもよ
空に太陽 大安吉日 今が引き時 僕は気まぐれ
月は満月 事は成り行き 人はまばらで 僕は気まぐれ
肉体関係 恋愛関係 もうわからない 責任者出てこい!
リモコン壊れた 6弦切れた おなかが空いた
すべての答えは あのシワの中

借金返済 印税収入 フェンダー・ギブソン オモチャじゃねぇんだ
知らない同士 体制と犠牲 変態行為 ロックンロール
島国社会 大陸社会 ライバル意識 劣等感
おはよう おやすみ こんにちわ いいだろ イヤイヤ さようなら
今歩いているこの道はいつか懐かしくなるだろう
今歩いているこの道がいつか懐かしくなればいい
今歩いているこの道はいつか懐かしくなるだろう
今歩いているこの道がいつか懐かしくなるはずだ


4.Baby, I LOVE YOU

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

Baby, I Love You ちょっとキスをしよう
Baby, I Love You もっと 深く 深く
こんな気持ち久しぶりさ
口じゃうまく言えないから
Baby, I Love You ずっとキスをしよう

Baby, I Love You 夕べまでの僕
Baby, I Love You もう思い出せない
こんな気持ちちょっといいな
悩みなんか消えていくよ
Baby, I Love You もう一度キスしよう

冷めてる奴が言う “どうせすぐあきるさ”
そんな奴に見せてやりたいな
あのくちびる あの時の顔…

こんな気持ち久しぶりさ
だけど少し単純かな
Baby, I Love You でもキスをしよう

Baby, I Love You ずっとキスをしよう
Baby, I Love You もっとそばで…


5.進め なまけもの

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

とりあえず今夜は
この辺でよしとしよう
後はテレビでお茶を濁そう

綱渡りばかりだ
崖っぷちばかりだ
言い訳考えて楽になろう

ちょっとだけ気になる隣が
目障りだけれど寝ちゃえば平気

ほっといて そっとして 今に笑えるから
遠慮なんか 無理にするな!
進め なまけものよ

とりあえず今夜も
この辺でよしとしよう
別に何にも変わってないけれど

縦横無尽 自由自在
憧れは誰よりも
変わらない事も一つの才能

ちょっとだけ気になる隣が
羨ましい夜は 心に聴け…

ほっといて そっとして だけどもっと褒めて
言い訳はほどほどに
進め なまけものよ

やけに長い冬だな
とても長い夜だな
そろそろ雪も解け始めてる

ほんと言って ちょっとだけ 何か泣きたくなる
それでいい それがいい
進め なまけものよ

言い訳はほどほどに 進め なまけものよ
最後には 最後には 笑え なまけものよ


6.Rain Rain Rain

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

My Lonely Heart Walking in the Rain
Lonely Heart Walking in the Rain Rain Rain
いつ止むの?

揺れる唇にKISS 滑り込む夜のとばり
湿り始めるシーツ 遠く離れてく意識
“グッ”と背中に爪を立てればふたりは White White White
思い出あの夜「もう離さないで」と言ったはずじゃない…

ひとり目覚める朝 くずれだしそな Cloudy Sky
床に転がってるゲージ切れたままのギター
泣き始めてる空 どしゃぶりで頼むよ Rain Rain Rain
この街じゃ俺ひとりいなくなったって
誰も気付きゃしないじゃない

時よ早く流れて ねぇお願いだよ Please Please Please
いくつさよならすれば 雨は上がるのさ
Good By My Sweet Memory

My Lonely Heart Walking in the Rain
Lonely Heart Walking in the Rain Rain Rain
いつ止むの?

My Lonely Heart Walking in the Rain
Lonely Heart Walking in the Rain Rain Rain
まだ降るの?

My Lonely Heart Walking in the Rain
Lonely Heart Walking in the Rain Rain Rain
Rain Rain Rain…


7.マリリン

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

マリリン マリリン
何故に哀しい
誰も知らない君の素顔 スクリーンには決して映らない
男は夢を見る君とのキス

マリリン マリリン 美しい
誰も知らない君の素顔 ノーマ・ジーンには誰も興味がない
女たちは君の歩き方を真似する

時は流れるもの
今この瞬間にも
誰にも止められやしないのに
止めようとしたマリリン
ブロンドのマリリン
ブルネットのノーマ・ジーン

誰も知らない君の素顔 スクリーンには決して映らない
今でも世界中が君に恋してる

時は流れるもの
今この瞬間にも
誰にも止められやしないのに
止めようとしたマリリン
ブロンドのマリリン
ブルネットのノーマ・ジーン


8.彼女

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

屋上に寝そべって 月と話をしてた
もうすぐよく見えるよ 夕暮れに囁いた
君に聞きたい事が 一つあるけどいいかい?
「今も彼女が好きだ…」 ねぇ、君はどう思う?

毎日ため息ばかり ついて暮らしてた
気付かなかった 彼女涙してた事
君のようにやさしく 照らしてあげてたら
まだ僕のそばに居たかなぁ

少し寒くなったね 上着を取ってくるよ
さっき買ったばかりの ワインも一緒に

僕には聞こえない あの日のさよならが 聞こえない

毎日ため息ばかり ついて暮らしてた
気付けなかった 彼女涙してた事
君のようにやさしく 照らしてあげてたら
まだ僕の胸に居たかなぁ

少ししゃべりすぎたね 君も少し紅いね
屋上の片隅で 想い出が揺れてる

もうすぐ夜が明けるよ 君も消えてしまうね
今夜は楽しい事 話せたらいいね…


9.海に出かけた

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

始まりの鐘が鳴り
君と海に出かけた
大きな橋を渡り
君と海に出かけた

流れるいつもの街
エンドロールのようだ
真夜中のパレードが
バックミラーに消えて行った

そしてさりげなく一日は行く
何かに恋する暇もないほどに

始まりの鐘が鳴り
君と海に出かけた
水に浮かぶ太陽
オレンジの波模様

そしてさりげなく一日は行く
あなたに恋する暇もないほどに
生まれたばかりの始まりは行く
あなたの願い事と同じだと思う


10.僕の見たビートルズはTVの中

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

欲しい物なら そろい過ぎてる時代さ
僕は食うことに困った事などない
せまい部屋でも 住んじまえば都さ
テレビにビデオ、ステレオにギターもある
夜でも街はうっとうしいほどの人
石を投げれば酔っぱらいにあたる
おじさんは言う“あのころはよかったな…”
解る気もするけど タイムマシンはない

雨の降る日は、どこへも出たくない
だけど、大切な傘がないわけじゃない
短くなるスカートはいいとしても
僕の見たビートルズはTVの中…

緊張感を感じられない時代さ
僕はマシンガンを撃ったことなどない
ブラウン管には 今日も戦車が横切る
僕の前には さめた北風が吹く
ぬるま湯の中 首までつかってる
いつか凍るの? それとも煮え立つの?
なぜだか妙に“イマジン”が聞きたい
そしてお前の胸で眠りたい…

訳の解らない流行りに流されて
浮き足立った奴等がこの街の主流
おじさんは言う“日本も変わったな…”
お互い棚の上に登りゃ神様さ!

解らないものは解らないけどスッとしない
ずっとひねくれているばっかじゃ能がない
波風のない空気は吸いたくない

僕の見たビートルズはTVの中…
僕の見たビートルズはTVの中…
僕の見たビートルズはTVの中…


11.どうしようもない哀しみに

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

どうしようもない哀しみに 理由もなく包まれた
僕がやろうとしている事は 間違いかな
誰かの作った道の上 行き止まりのその先に
海が広がって月は輝いて 君は振り向いて僕を見る

欲しい物がなくなって それでも次の夢を見る
だけどそのページには 何も書いてないよ
等身大やら自然体やら そんなに怪しい言葉はない
誰だってそれなりの仮面は付けるものさ

どうして哀しい事ばかり 人は覚えているのだろう
どうして哀しい事ばかり 人は忘れないのだろう
ジャズとバーボンが似合うように 意味を探しても意味はない
ただ感じるだけ それでいいじゃないか
ただ感じるだけさ それじゃ不満なのかい?
どうしようもない哀しみに 理由もなく包まれた
僕が行こうとしてる道は遠いのかな

どうしようもない哀しみに 理由もなく包まれた
僕がやろうとしている事は間違いかな
誰かの作った道の上 行き止まりのその先に
海が広がって月は輝いて 君は振り向いて僕を見る
海は広がって月は輝いて 君は振り向いて手招きをする


12.青い光

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

真夜中の街を野良犬が走る
月明かりの下を何だか楽しそうに
プラスチックビーズの ノレンが踊ろうとせがんでくる
風は気まぐれ 音も気まぐれ
君と違う道を行って もし同じ場所に着いたとしたら
溶けたチョコレートは元に戻ると言うのか?
カーテンを変えるくらいの感じで
イメージは幸せ 幸せのイメージ

このところの早起きはただサイクルがひとつズレただけ
青い光のデジタル時計は午前八時を指している
シャツに付いたインクは まだ当分取れそうにない
大気圏を越えてしまえば 自分の鼓動しか聞こえない
窓の前の植物に 名前のカードが刺さっている
メガネをはずしているせいで、それは何だか解らない
イメージは幸せ 幸せのイメージ

あなたにふさわしい方を紹介してあげよう
いずれ劣らぬ仕事の師たちが 性欲の奴隷になっていく話だ
あの時の事を思い出していた時 火をつけた煙草の灰が指に落ちた
君が眠れば僕は生まれる それは何より悲しいこと
誰の血も受け入れない 誰かれ構わず受け入れる
ヒョウ柄の絨緞を床いっぱいに敷きつめて
地下鉄が地上に出る瞬間を見たい
イメージは幸せ 幸せのイメージ

青い光を見たんだ
とてもきれいな青だった
ガスマスクの男たちが 僕を人から遠ざけた

青い光を見たんだ
とてもきれいな青だった
ヘリコプターがハエのように…うまく思い出せない…

青い光を見たんだ
いつも通りにやったんだ
今日も髪がたくさん抜けた


13.月の向こう側

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

天国に行ったのさ 君と二人で
階段をどこまでも昇り続けて白いドアを開けた

君は月の向こう側へ行ってみようとはしゃいでる
「確かめたいの」

遠ざかる涙の記憶 流れてく 消えていく
Good bye Good bye

夢を見た 君の夢 空を見上げる
あの日見た将来は今も変わらず同じ色をしてる

僕は夢の向こう側へ言ってみたいと願ってる
「叶うはずだ」
もう少しで届きそうだ クレーターが近づいてる
青い海が見える
君と月の向こう側へ 白い光に包まれて 許されて…


14.アゲハ

作詞:Kazuyoshi Saito
作曲:Kazuyoshi Saito

二十一歳の彼女は今日も歌を歌ってる
It's・Only・My・Time
こんがらがってた頭の中を波がさらっていく
It's・Only・My・Time

もうあんな奴のことなんて 忘れようって思った時
雨の向こうに 空の面影が見えた

二十二歳の彼女は今日も夢を見ている
It's・Only・My・Time
きっとあの街へ行けばすべてが変わるはず
It's・Only・My・Time

いつの間にか身につけた作り笑いをした時
あの日見かけたアゲハが空に消えてった

Baby I like you
もう会う事はないけれど
Baby I like you
君は君 それをどうか忘れないで

二十六歳の彼女は今日も月に尋ねる
It's・Only・My・Time
「何か忘れてる気がするんだけど あなた知ってる?」
It's・Only・My・Time

また吸い始めたタバコに火をつけようとした時
水に沈めたピアノが空に顔を出す

三十二歳の彼女は今日も歌を歌ってる
It's・Only・My・Time
こんがらがってた頭の中の霧が晴れてく
It's・Only・My・Time

もう許してあげよう 月を見上げた時
あの日見かけたアゲハが肩に舞い降りる


15.ささくれ

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

ささくれだった心臓では 何をやってもうまく行かない
錆び付いた血管の中じゃ 赤い血も行き場を失う

刷り込まれた知識は 本当に僕のものなのか
教えて あの白い時間が恋しいのさ
別の答えは何処だ 君は知っているんだろう
それとも電話ひとつですぐ買えるとでも言うのかい?

理想から現実を引けば 残ったのは醜い劣等感
いったい誰になりたいのさ 早く自分になりたいだけだろう?

出来る事から始めるのさ それが一番の近道だ
時には捨てる事でしか進めない
刷り込まれた知識が 例え誰かのものでも
あの白い空白の時間を奪うことなどできやしない

出来る事から始めるのさ 結局はそれしかないんだ
思えば大事なものなんてそんなにない
紛れ込んだ知識じゃ グルグル回るだけさ
それとも君はこの世界が続くとでも言うのかい?

そうだろう?
自意識過剰の馬鹿が今夜も笑われてる
そうだろう?
自意識過剰の馬鹿が君を笑わせてる


16.Mojo Life

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

思考停止の森の中で 君の背中が見えない
物欲の犠牲 あのトランペット 埃の中で息をする
Get Mojo Life
Yeah Mojo Life

ねじれた窓の向こうでは 揺らめくアドバルーン
物欲の犠牲 あのサンドバッグ 今じゃ立派な衣紋掛け
Get Mojo Life
Yeah Mojo Life

踊らされてる みんな知ってる テレビがはしゃいでる
おまえのコメントなんか俺は聞きたくないのさ そんな取って付けたような台詞は
Get Mojo Life
Yeah Mojo Life

思考停止の森の中で 君の背中が見えない
選挙に行くでもなく デモをやるでもなく
埃の中で息をする
Get Mojo Life
Yeah Mojo Life

ねじれた窓の向こうでは 君が帰りを待っている
物欲の犠牲 この体奴隷 今じゃ立派な衣紋掛け
Get Mojo Life
Yeah Mojo Life


17.スナフキン・ソング

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

そんなの知らなくていいさ
ハンパなバカになるからな
分かり切った事ばかり
知りたくもない事ばかり
人は言う

そんなのどうでもいいのさ
どんなに考えてみても
所詮この世は猿の夢の中
隣なんかは気にしないでいいのさ

本当はきっと
誰も知らないから
焦る事などないよね Tell me darling
言葉になんて
惑わされたりしないで 今日も行こう

所詮この世は猿の夢の中
矛盾だらけは君一人じゃないさ

今夜はちょっと…
涙が出るから…
抱きしめてくれないか? Oh, Please darling

朝にはきっと
忘れてるはずだから Hold me darling

答はずっと
昔からずっと
吹く風の中なのか? Tell me darling
あなたがきっと
わかってるはずだから
空へ行こう


18.僕の踵はなかなか減らない

作詞:KAZUYOSHI SAITO
作曲:KAZUYOSHI SAITO

思い詰めたように顔を上げれば
遂に待ちわびた休息が転がる
他には何もいらない
もしや君も

木陰で寝てる老人の目には
二匹のハエが手を擦り合わせてる
誰か名付けてくれないか
この憎しみに

昼間になれば精神は安定
発展途上の動物園だ
東京には冬がないという
知らない人に連いて行かないで
例えクリスマスイヴでも

カラカラ頭 皺が足りないから
頭カラカラ 知ってしまったから
喉もカラカラ レモン搾ったから
僕の踵はなかなか減らない

想像の中では当たり前でしょう
想像通りで当たり前でしょう
アレも コレも ソレも ゼンブ
もしや君も

大袈裟な涙で歌っても
君は騙されない
一切合切束になって
留まる処を知らないのなら
満身創痍でよちよち歩け

うだうだ しのごの みなまで言うな
それでも何かが足りないような
議論は外人さんに任せて
日本人だろ目で話したまえ
発展途上の動物園だ
僕の踵はなかなか減らない


19.Alright Charlie

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

スローモーションのようだ Charlie
そのまま続けておくれ
スローモーションのようだ Charlie
そのままSwingして Oh Charlie

人知れず春を待ってる
今日も明日も待ってる
Alright Charlie
でも もうすぐだよ Charlie

スローモーションのようだ Charlie
そのまま連れてっておくれ
スローモーションのようだ Charlie
そのままSwingして Oh Charlie

それぞれに春を待ってる
窓を開けて待ってる
Alright Charlie
でも見えてきたよ Charlie

人知れず春を待ってる
今日も明日も待ってる
Alright Charlie
でも もうすぐだよ Charlie
Alright Charlie
その調子だ Charlie
Alright Charlie
そうなんだよ! Charlie
Alright Charlie
見えてきたよ Charlie


20.歩いて帰ろう

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでく
誰にも言えないことは どうすりゃいいの? おしえて

急ぐ人にあやつられ 右も左も同じ顔
寄り道なんかしてたら 置いてかれるよ すぐに

嘘でごまかして 過ごしてしまえば
たのみもしないのに 同じ様な朝が来る

走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでく
だから歩いて帰ろう 今日は歩いて帰ろう

嘘でごまかして 過ごしてしまえば
たのみもしないのに 同じ様な風が吹く

急ぐ人にあやつられ 言いたい事は胸の中
寄り道なんかしてたら 置いてかれるよ いつも

走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでく
僕は歩いて帰ろう 今日は歩いて帰ろう